今春の北陸新幹線開業により金沢市は空前とも言える観光ブームに沸いている。
しかし入り込み観光客を更に増やすことをもくろみ、金沢市は「3つ星街道」を
提唱して他自治体や旅行業界との連携を模索している。

3つ星とはミシュラン グリーンガイド ジャポンにおける観光地評価で最高の
星3つを獲得していることを指している。ミシュランにはホテルやレストランを案内する
「赤版」と観光ガイドの「緑版」がある。その緑版グリーンガイドでは各観光地に

ひとつ星★ 興味深い観光地
ふたつ星★★ まわり道をしても訪れる価値のある観光地
みつ星★★★ここを訪れることを旅の第一の目的にすべき観光地

というランクづけがなされている。今回金沢市が提唱した「3つ星街道」とは
・長野県松本市
・岐阜県飛騨高山
・岐阜県白川郷
・富山県五箇山
・金沢市
の5か所を周遊するルートを設定して旅行商品化を計るというもの。
実際の商品化は旅行業界に委ねられる。

ちなみにこれら5か所はすべて「重要伝統的建造物保存地区」を
擁しており景観はすでに折り紙つきだ。