視聴率20%という驚異的な数字を維持するNHK朝ドラ『あさが来た』。ここへ
来て人気を集めているのがディーン・フジオカ演じる五代友厚。いや五代友厚役の
ディーン・フジオカが人気、と言った方が正確なのか。番組上ではすでに先週世を
去っているのだが「五代ロス」なる言葉が生まれているほどだ。

五代友厚は1836年(天保6年)薩摩国(鹿児島県)に生まれた武士だが
明治維新以降大阪の経済近代化に奔走したことで知られる。ドラマでは主人公
「おあさ」にさまざまな実業上のアドバイスを与えながら、彼女の夫とも親交を深める
好漢として描かれている。しかしこれはドラマとしてかなり脚色されたストーリーなので
史実はかなり異なるようだ

まあ、そんな堅いことを言わないでドラマを楽しめば良いのだが、ついでに五代の
足跡を巡るミニトリップはいかがだろう。大阪市内には彼の銅像が二つもある。
一つは本町橋の大阪商工会議所、いまひとつは北浜の大阪証券取引所だ。
そして忘れてならないのは造幣局の「通り抜け」で、大阪市民が爛漫
の桜を楽しむことができるのは彼のお蔭らしい。もとより日本の貨幣制度
の礎を気づいた彼の功績を忘れてはならないだろう。